クラウド検閲問題について

クラウドの中身を見られてアカウント凍結になる人が結構いる。 例 出産のときの写真をiCloudに上げていたら性的な画像としてbanされた。 子供のプールの写真を上げていたらBanされた ファイルを保存していたら、違法ダウンロードのものとみなされてBanされた。

次にそれぞれのクラウドについて比較していく

1.Onedrive

利用規約

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プライバシーに関する声明では、マイクロソフトによるお客様のコンテンツの使用方法についても規定しています。お客様のコンテンツとは、お客様と他のユーザーとのやり取り、お客様が本サービスを通じてマイクロソフトに送信する投稿、ならびにお客様が本サービスを通じてアップロード、保存、放送、または共有するお客様のファイル、写真、文書、音声、デジタル作品、ライブストリーム、およびビデオを意味します (以下「お客様のコンテンツ」といいます)。同意に基づいて処理が行われる場合、および法令によって認められる範囲において、お客様は、本サービスを使用することにより、または本規約に同意することにより、マイクロソフトがプライバシーに関する声明の規定に従ってお客様のコンテンツおよび本データを収集、使用、および開示することを承諾したものとします。マイクロソフトは、プライバシーに関する声明に規定されているとおり、別途通知を行ってお客様の承諾を求める場合があります。

検閲していると噂のOnedrive、検閲できそうな文言がある

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お客様が本規約に違反した場合、マイクロソフトは独自の裁量によりお客様に対する本サービスの提供を停止したり、お客様の Microsoft アカウントを停止することがあります。また、マイクロソフトは、本規約を強制するための取り組みの一環として、本サービスからの通信または本サービスへの通信 (電子メール、ファイル共有、インスタント メッセージなど) をブロックすることもでき、さらに、理由の有無を問わず、お客様のコンテンツを削除し、または公開を拒否することができます。申し立てられた本規約の違反について調査する場合、マイクロソフトは問題を解決するためにお客様のコンテンツを審査する権利を留保し、お客様は当該審査を許可するものとします。ただし、マイクロソフトは本サービス全体を監視することはできず、これを試みることもありません。

一応試みることはないと書いてますが、じゃあどうやって違反確認すんねん!とツッコみたい。

Microsoftアカウントが制限されるとWindowsに制限がかかるので避けたい

2.Google Drive

利用規約

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Google は、コンテンツが違法か否か、または Google のプログラム ポリシーに違反しているか否かを判断するために、コンテンツを審査することができます。さらに、Google は、Google のポリシーまたは法律に違反していると合理的に判断したコンテンツを削除したり、その表示を拒否したりできます。ただし、これは Google がコンテンツを審査していることを必ずしも意味するものではありません。Google によるコンテンツの審査が行われていることを前提としないでください。

がっつり検閲してました。 GoogleアカウントがBanされると様々なところで影響が出るのでさけたいところ。

3.Dropbox

利用規約

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Dropbox がお客様のデータをホストする、バックアップする、またお客様のリクエストに基づき情報を共有する場合、Dropbox はお客様の許可を必要とします。本サービスは、コメント、共有、検索、画像サムネイル、ドキュメントのプレビュー、OCR、シンプルな並べ替えや整理、パーソナライゼーションなど各種機能を提供し、無駄な作業を削減します。こうした機能およびその他の機能を提供するため、Dropbox はお客様のデータにアクセスし、それを保存およびスキャンします。お客様が本サービスをご利用いただくにあたり、お客様はこうした権利を Dropbox に許可し、その許可は Dropbox と提携している提携企業および認定サードパーティにも適用されます。
・・・略・・・
本規約および利用目的に関する制限(AUP)の遵守性を確認するため、Dropbox はお客様のアクティビティおよびコンテンツを調査する権限を有します。本サービスをご利用いただくユーザーが投稿、共有するコンテンツの責任を Dropbox が負うことは一切ありません。

スキャンするそうです。

潔くスキャンするって書いてあるあたり、もはや好感が持てます。

4.有名どころは大体怪しい、他の選択肢は?

有名なところは基本見てる。

じゃあ大丈夫そうなクラウドを探そう!

事前に用語の説明

エンドツーエンド暗号化(E2E):送信者と受信者との間で送信されたデータを、サードパーティがアクセスできないように暗号化する

5.Proton Drive

hp スイスにあるProtonが運営するオンラインストレージサービス まだβだと思っていたら、つい先週正式リリースされていた。 Protonはプライバシーを気にする方には有名なところなので比較的信頼できる。 E2E暗号化対応

6.Icedrive

hp 月4.99ドル/1TB、安い ID Cloud Services(イギリス)運営 2019年からのサービスらしくちょっと心配 E2E対応

7.pCloud

hp 2013年からサービスされているクラウド スイス製 日本語対応済 比較的運営が長いことから信頼できそう。 クラウドとしては面白い「生涯」プランがあり、契約者が死ぬ、もしくは99年経過するまでの買い切りプランがある。 生涯プラン500GB299USD(筆者がみたときには199USD)は結構よさそう。 E2E対応

E2Eクラウドが信用できない?なら自分で暗号化しよう!

Cryptomator

かなり有名なソフト、使い方はいたって簡単で筆者はここのサイトを見て使った。 これで信頼性をある程度上げられる。

欠点として、iOSはオープンソースではない、気になる人は使わない方が良い。

終わりに

クラウドのプライバシー問題はなかなか難しい。どこまで信用できるかの問題にはなるが、とりあえずOnedriveやGoogle Cloudに微妙なものをアップロードしないようにすることからだろうか?

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